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『恋物語』(コイモノガタリ)は、西尾維新による小説。〈物語〉シリーズの第9弾(通巻12巻目)として講談社BOXレーベルにて2011年12月20日に刊行された。イラストレーションはVOFAN。 == 概要 == 現代の怪異を描き、大ヒットした『化物語』のその後を描いた〈物語〉シリーズ・セカンドシーズンの最終巻。話数表記およびサブタイトルは第恋話「ひたぎエンド」となっている。『化物語』第一話の「ひたぎクラブ」のメインヒロインである戦場ヶ原ひたぎ(せんじょうがはらひたぎ)と『囮物語』第乱話「なでこメドゥーサ」の主人公である千石撫子(せんごくなでこ)の恋の物語に終止符が打たれる。 時系列は『囮物語』は11月の物語だったが、それから2ヶ月が過ぎた1月から2月までの時期となる。本作については、前作『鬼物語』にて戦場ヶ原ひたぎが語り部となることが予告されていたが、実際には『偽物語』でひたぎの敵役だった詐欺師の貝木泥舟(かいきでいしゅう)が語り部となっている。貝木は冒頭文で自ら信頼できない語り手であると宣言し、本作の内容が虚実入り乱れたものであるとほのめかす。 パッケージイラストにはニット帽をかぶりマフラーをした戦場ヶ原ひたぎが線路の間に立つ姿が描かれている。 本作のプロモーションとしては、JR中央総武線、京浜東北線、埼京線りんかい線の電車で中吊り広告を使ったり、札幌市営地下鉄の大通駅、仙台地下鉄の仙台駅、名鉄名古屋駅、大阪の阪急梅田駅、西鉄福岡(天神)駅で巨大な看板が設置されたりした。CMはアニメ『化物語』で主人公の阿良々木暦(あららぎこよみ)役を演じた神谷浩史がナレーションを務め、アニメ『偽物語』の合間に流された。 本書は、2010年の7月に発売された『猫物語 黒』にて同時に6冊が発表されたセカンドシーズンの最後の1冊である。当初はこの巻で完結すると思われていたが、結局いくつかの謎は残り、続刊の『憑物語』『終物語』『続終物語』がファイナルシーズンとして発表された。 販売部数はオリコン調べによると発売から3週間で約20万部となっており、BOOK(総合)ランキングでは2週連続で1位を獲得した。 他の<物語>シリーズと同様にアニメ化され、2013年11月23日より放送開始。また、放送開始日には読売新聞には書き下ろし短編の「ひたぎサラマンダー」が掲載された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「恋物語 (西尾維新)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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